インプラント費用の相場は、おおよその目安としては、一本あたり30〜50万円前後での価格帯です。(内訳は、インプラント1本あたり約20万円、加えてインプラントの上につけるアバットメントと人工歯の料金、こちらもおおよそ20万円前後が必要)インプラント治療には基本的に健康保険が適用されませんが、場合によっては、医療費控除の対象になることもあり、費用軽減となるケースもあります。症状や治療、歯科医師の見解により負担する費用額は異なります。まずはインプラント専門の歯科医院にご相談下さい。
インプラント治療は適切なアフターケアを行えば、「第2の永久歯」として、生涯にわたり機能しますので、一概に「高い」「安い」とは言い切れないでしょう。
一時的な出費よりも、インプラント治療によって得られる価値に目を向けてください。
問題はインプラントによってどれくらいのものが得られるかということではないでしょうか。
「いくらなんでも高すぎる」と感じる方は、こんな考え方をしてみましょう。
1日に、3回の食事をとるとします。インプラントを20年使用すると、食事を21900回することになります。この食事1回をインプラント費用に換算すると、137円になります。計算しますと。。。
約300万円ほどになります。これに間食など加えますと、ずっとお得に感じることができるはずです。
治療をお考えの際は、先生の技術、信頼、アフターフォローも含めて医院を決められることをお勧めします。また歯科医院によってはローン、クレジットカードの利用が可能な場合もあります。
まずは、専門医に相談して、ご自身の歯の状態をみてもらうことが大事です。
自分や家族が病気になり医療費を支払った場合には、支払った医療費のうち一定の金額を所得から控除することができます。これを「医療費控除」と言います。インプラント治療に関しても対象となりえます。高いと感じる治療費もかなり軽減(場合によっては半分くらい)ことがわかるはずです。このメリットを考えればインプラントは行うほうが経済的に得策だと言えます。
対象となる医療費は本人、本人と生計を一にする(お財布が一緒という意味です)家族のために、その年の1月1日から12月31日までに実際に支払ったものです。未払いのものは請求書があっても対象とならないので注意しましょう。 |
*1 生命保険・医療保険契約などで支給される給付金
*2 その年の所得の合計が200万円未満の人は、10万円ではなく所得の5%の金額となります。
医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を提出してください。医療費控除は年末調整では受けられないので、サラリーマンの方でも確定申告が必要です。その際、医療費の支出を証明する書類、たとえば、領収書などについては、確定申告書に添付するか、提示することが必要です。また、給与所得のある方は、このほかに源泉徴収票(原本)も必要です。
* ご夫婦共働きの場合には、所得税率が高いほう(所得の多い方)から控除したほうが得になります。所得税率が同じ場合は、どちらかの所得が200万円以下であればその人が控除を受けたほうが得になります。